頸椎を損傷すると、下半身が麻痺し
それによって床ずれになる可能性が高まります。

下半身の感覚がない、頚椎や脊髄損傷者
車椅子使用者にとって
マットレスはかなり重要なものだと思います。

そこで、当ページでは
私が使用していたベッドや
折りたたみのポケットコイルマットレス

その他、ベッドと車椅子への乗り降りの動画を紹介いたします。

1・私が使用していたベッドについて

私が使用していたベッドはどこにでも売ってる普通のベッドですが
マットレスはポケットコイルというものです。

ポケットコイルのマットレス

以前に使用していたポケットコイルのマットレス

以前に使用していたポケットコイルのマットレス2

ポケットコイルのマットレスは少しだけ高いですが
安心して寝られますし、寝心地が良く
お尻への負担も少ないのでのでオススメです!

もし、マットレスを何にしようか悩んでいるという場合には
ポケットコイル構造のものをオススメいたします。
>>> ポケットコイルの詳しい解説はコチラ

尚、床ずれが気になる場合には
一番柔らかいタイプのマットレスが良いと思います。

私の場合は、一番柔らかいタイプだと
就寝時のトイレの失敗率が高くなる為
ソフトとハードの中間くらいの硬さを使用しています。

2・折りたたみのポケットコイルマットレス

現在は、実家と一人暮らしの家の両方で
折りたたみのポケットコイルマットレスで寝ています。
>>> このマットレスです。

実家では折りたたみマットレスにそのまま寝ていて
一人暮らしの方ではベッドに敷いて寝ています。

シンプルライフにも役立つ折り畳みマットレス

車椅子使用者にもオススメの折り畳みのポケットコイルマットレス

十分な厚みがあり、寝心地が良いです。

そして、7~8時間睡眠の場合には
横向きで寝たまま身体の向きを一度も変えなくても
お尻がほとんど痛くなっていない状態なので、安心して寝る事が出来ています。

マットレスを折り畳んで、押入れにしまっている状態

折り畳みで普段は片付けておけるので
もし、床から車椅子への乗り降りが問題なく出来て
部屋を広く使いたいという場合には特にオススメです!

マットレスを折り畳んでいる状態

折りたたむとこのくらいのサイズです。

折り畳みマットレス

敷きっぱなしにしておきたい場合や
カビや湿気が気になる場合には
すのこを敷いたり、すのこベッドが良いと思います。
3・ベッドやマットレスを汚さない工夫

次に、私は導尿をしなくても
ある程度、膀胱に尿がたまると勝手に出てしまうので

就寝中に何も対策をしないと
起きた時に大変な事になってしまいます。

ですので、このような透明のシートを購入し
それをマットレスに敷いています。

透明のビニールシートを購入して、マットレスを包むか寝る部分に敷くようにすれば
マットレスが汚れないのでオススメです。

そして、透明のシートの厚さについては
薄ければ薄いほど柔らかくてお尻に優しいので
出来る限り薄いものを購入するのが良いと思います。

出来れば、ホームセンター等で
実際に見て、触ってから購入するのがオススメです。

頚椎損傷、車椅子生活、ベッド、マットレス、ビニールで防水

頚椎損傷、車椅子生活、ベッド、マットレス、ビニールで防水

一部ではなく中心部分を全て包んでしまうのも良いです。

それでは次に、シートを敷いたからと言っても
寝ている時に何も対策をしなければ
服が濡れてしまいますので
もう一つの対策方法をご紹介したいと思います。

尚、この方法は、導尿をしている人には
役に立たないかも知れませんので
その点はご了承下さい。

では、二つの目の対策法なのですが
それは、ホースとかさ袋をガムテープで固定して
それを下半身に取り付けて寝るという方法です!

用意するのは、このような感じの物です。

1・かさ袋

2・ビニールホース

3・布のガムテープ

※ホースは、ホームセンター等で
カットして販売してもらえば1000円未満で購入出来ます。

頸椎損傷で車椅子使用者のトイレ道具

このように3つ揃えて
ホースとビニール袋を、外れないようにガムテープで貼りつけます。

そして、それを下半身に取り付けて
取り付けた部分の周囲をガムテープで固定するのですが

取り付け難い場合には、無駄毛の処理をしておくと
固定しやすいのでオススメです!

そして、ここまで問題なく完了したら
後は横向きで寝るだけです。

始めの頃は、なかなか上手くいかないかも知れませんが
慣れてくると、しっかりと袋の中に全て収められるので
シーツを汚さずに済むようになります。

私と同じように、導尿無しで勝手に出てくるという場合には
是非、試してみて下さい。

マットレス選びは
脊髄損傷者や頸椎損傷者にとって重要ですので

あまり安いものにこだわり過ぎずに
良いものを長く使うという意識で
質の高いものを購入するのが良いと思います。

■オススメのクッションについて

下記のページでは車椅子生活で使用する
低反発クッション、ロホクッション、春山クッションについて紹介していますので
良ければ参考にしてみて下さい。
>>> 車椅子生活で使用するクッションについて

4・ベッドから車椅子へ、車椅子からベッドへの、乗り降りの動画

車椅子に乗るようになって
早い段階でトライしなければいけないのが

ベッドから車椅子へ
車椅子からベッドへの乗り降りです。

始めはとても怖いですし
乗り降りに失敗をすると怪我に繋がるので
早い段階で覚える必要があります。

そこで、参考になる動画をいくつかご紹介しますので
是非、ご覧にして頂きたいと思います。

この人は、おそらく脊髄損傷で、かなり状態が良く
C8以上のレベルだと思われます!

そして、車椅子の背もたれが低いので
腹筋が使えるのかも知れません。

尚、私は、動画の人のように
今ではかなり軽やかに動けるようになりましたが

頚損の体に慣れるまでは、ビクビクしていましたし
しかも、力もあまりなかったので、乗り降りが不安定でした。

それでも、筋力を鍛えることと、あとは慣れる事によって
特に意識することなく、乗り降りが出来るようになりましたので

現段階で乗り降りに自信がないという場合には
まずは、プッシュアップを中心に行い
上腕三頭筋を鍛えることをオススメいたします。

その他、腕の力で乗り移るのではなく
足に体重をかけて、少しだけ体をひねれば、乗り移りが楽ですので
是非、試してみて下さい。

この人は、私と同じように頚椎損傷の方だと思います。

損傷レベルは、C7くらいの方だと思います。

この人は、C5~C6の方のようです。

この人は、C6の方のようです!

C7くらいですと、握力があったりするので
あまり動画を探したりはしないかも知れませんが

C5~C6くらいの人ですと、握力や筋力が弱めですので
こういった動画が参考になるんじゃないかなと思います。

この方は、トランスファーボードを使って、乗り降りをしています。

握力があるようなので、C6くらいだと思いますので
鍛えれば、もっともっと動きが楽になりそうです!

私が、まだ車椅子に慣れていない頃の状態に
とても良く似ているなぁと感じました。

当ページで紹介した動画は
C5~C7くらいまでの、状態の方の動画なので
かなり参考になったと思います。

乗り降りは、力よりも慣れの部分が大半を占めますので
何度も繰り返していくうちに、どんどん楽になっていきます。

ですので、一日に数回とかではなく

例えば1時間くらい、集中的に乗り降りの練習をしてみる
というのも良いかも知れません!

それでは、以上となりますが
当ページが、少しでも参考になった!と思ってもらえたら嬉しいです。

尚、乗り降りはそれほど力を使わないのですが
鍛えておくと楽になりますので

もし、乗り降りが上手く出来ないという場合には
筋トレやスポーツの記事をご覧になってみて下さい。

>>> 車椅子で出来る、運動、筋トレ、スポーツについての記事はコチラ